カフェが出来るまでの日記としてシリーズ化して書いていきます
厨房の給排水工事から始めます
カフェ等の飲食店の内装工事を始めるにあたって
一番最初にどの作業から取り掛かるのか?
現場の状況により
必要な工事は様々変わってきますが
今回、博多区麦野でカフェを開業する店舗は
カフェをするにあたっての給排水設備が無いため
1から設置することになります
そのため
まず工事の取り掛かりは
水道設備工事から開始
どの位置にカウンターが来るのかを
床に印をしてから配管を仕込んで行きます
排水工事で一番大切な事
給排水工事では、文字通り給水と排水工事
これを同時に行う必要があります
給水というのは水を出す工事の事を言うんですが
これはある程度好きな位置に場所を指定することが出来るので
あまり問題では有りません
それよりも
私達が一番頭を悩ますのは排水です
この排水が厄介で
何が厄介なのかというと
どの場所に排水管があるのかで
実はある程度は厨房のレイアウトが決められてしまう事があるんですよ
本当に当たり前のことを言いますが
水は高いところから低いところへしか流れないからなんですよ
つまり
物件の排水管の位置によって勾配をとっていきますので
排水管からシンクの位置が遠ければ遠いほど勾配をたくさんとる事になり
勾配がたくさん必要だと言うことは
その分床を高く上げないとだめなです
床を高く上げるということは
費用面にもプラスになってきますし
なにより床を上げることにより天井が近づいて低く感じる事になります
この写真の様に既存の床から配管パイプの上までが約10センチあると
仕上げの床は当然それよりも高くなるので
最終的には床仕上げは15センチ位になります
要は
工事する前の床から15センチ
新しい床が高くなってしまうのです
予算やレイアウトやカウンターの作り方によって
給排水を必要とする厨房内の床だけを上げる方法をとったりすることもあります
客席の床はそのままですので
工事予算的にはかなり抑えられますね
その場合のメリット・デメリットは当然発生してきますので
ちゃんと内装工事の会社と打ち合わせは忘れずに
この排水勾配がしっかりと取れていない場合どうなるか?
僕らはこの事を逆勾配って言うんですが
逆勾配って事は、流した水が逆流してくるので
シンクから水を流したつもりでも
そのシンクの排水口から流れなくて逆勾配で押し戻された水が
戻ってきてしまうオーバーフローって言う現象が起きます
こうなったら
完全に施行ミスですので
ちゃんと工事店に指摘をいれるべきですね
排水との距離で床の高さがきまる
この様に、排水と水を流す位置によって
床の高さが変動してきますので
もともと天井高が無い物件などでは
仕方なく今ある排水管の位置付近に厨房を作る事を
選択せざるを得ない状況もあります
なので
物件を見に行くときは
排水がどこに立ち上げっているのか?
これをしっかりと見ておくようにしてください
どこに水を流すことになるのか?
これを意識するべきです
そうして
レイアウトを考えていくということですね
この様に
飲食店の内装工事について
福岡飲食店内装センターの公式ホームページでは
もっと詳細にかいていますのでご依頼前に一度ホームページをご覧いただき
それからお問合せください