※ この記事は2017年1月14日に更新されています。
こんにちは。
福岡内装センターの倉石です。
今日は、Barを開業するにあたってもっとも頭を悩ますであろう「立地」について書いてみます。
これからBarを開業しようとお考えの方は、この記事で、ヒントになる部分があるかもしれませんので是非参考にしてみてください。
では行きましょう!
一等地ばかりにこだわらなくても大丈夫。
あなたが出店しようとしている場所に、どれくらいの人通りがあるのか?
気になりますよね。
でも、ちょっと待って下さい。
もしかしたら、「人通り = 売上UP」ってお考えではないですか?
もしそういったお考えなら、こちょっと別の角度から考えてみてはいかがでしょうか。
「人通りが多いほうが売上に直結する」
「栄えている場所の方が人通りが多い」
「開業するなら、人通りが多い場所のほうが良い」
これに凝り固まってしまうと、どうしても見落としがちなことが出てきます。
って言うのも
「お店にはどのような人たちに来てほしいか?」をちょっと忘れてしまうんですね。
例えば、超高級なお寿司屋さんを、10代からの若者達が集まる原宿のど真ん中へ出店したとしたらどうでしょうか?
その超高級お寿司のお店に入ってくれる度胸のある10代の若者がどれくらいいるでしょうか?
40代の私でも、超高級お寿司に行くのには戸惑いますが。。。。
あなたのBarは何系?
今更言わなくて充分おわかりだと思いますが、Barにもいろんなジャンルがあるので、あなたのBarはそのどれに属するのかを決めてみてください。
■ Cigar Bar(シガーバー)
■ Authentic Bar (オーセンティックバー)
■ ピアノバー
■ ジャズBar
■ Shot Bar
■ ロック・レゲエ・ソウルBar
■ ガールズバー
■ ボーイズバー
■ スタンディングBar
■ アメリカンBar
■ アイリッシュBar
■ diningBar
■ バル
■ フレアBar
■ マジックバー
■ ワインバー
■ 焼酎Bar
■ 日本酒Bar
■ ダーツBar
■ ゴルフバー
■ クラヴ系のBar
■ 婚活Bar
(コレにないジャンルのBarも有ると思います。)
・・・・
ちょっと書き出して見ようって軽く書いていたら、Barってメチャクチャ種類がありまね。。。。。
スゴイ数です。
で、自分のBarがどのジャンルで、そのBarが好きな人達がどこに集まってくるのかを考えてみてください。
これを考えるだけでも、悩み事は一つ無くなるはずですし、一気に物件探しに走り出せますよ。
大まかな場所が決まったら、次は豆知識的にアドバイスしますね。
Barの開業先は自宅から近いほうが良い
小学生の頃「学校の横の家に住んでるやつ、学校が近くて良いな〜」
会社員(バイトも含)の頃「会社がすぐそこならいいのに・・・・通勤つかれたよ・・・・」
なんて、こんなの思ったことありませんでしたか?(笑)
まあ、これは楽をしたいからって言う願望から来た希望なのですが
ここでは、それとはちょっと違う観点でお伝えします。
あなたのBarであるお店から、自宅までの通勤時間(距離ではありません、通勤に使う所要時間の事です)が短い方が良いですってお話です。
その理由は
通勤の時間が削減できる事で得られるメリットがある」からなんです。
① 遅くまで営業できる。
② 早く自宅に帰れるので無駄な労力が要らない。
③ 出勤時に遅く自宅を出られる事で、身体を休めることが出来るので健康に良い!
④ 無駄に疲れない
⑤ お店に置けないストックとかも、自宅に待機させといて取りにいける。
⑥ 忘れものしても大丈夫。
⑦ Barの商圏である街に詳しくなれる。
⑦についてですが、もし、あなたがこの街でBarを開業しようって先に決めることが出来たのなら
自分が住む部屋を先に借りて、毎日街の状況を確認して回ることもできますよね。
それによって、自宅を中心に商圏を東西南北の方向に絞り物件を決めることも一つの手ではあります。
(※基本はお店を先に決めてから、自宅を探すのが一般的だとは思いますが)
いろんな条件は良いけど、、、広すぎる場合
家賃もまあ、、大丈夫。
場所もOK。
でも、ハコの広さがちょっと広すぎるんだよね・・・・。って事ありますよね。
でもですね、こう考えてみてください。
「狭い部屋は広げることが出来ない(難しい)けど、広い部屋は狭くも出来る」。
どうですか?
ハッ。。。。って思いました?
気に入った物件が狭かろうが広かろうが、家賃が大丈夫なのであれば、同じことでは?
狭いより広いことに越したことは無いし、物件が広すぎて「使いづらいし、マンパワー不足になる」って言うのであれば
広すぎる部屋をちょうどよい大きさにすればいいってだけです。
大体の方は、ハコ一杯のキャパで内装レイアウトの計画をしますが、場合によっては広すぎて何だか間の抜けた空間が出来てしまったりすることがあるんです。
例えば、、、、、流行っているラーメン屋のお店って、ゲキ狭なお店って多くないですか?
オシャレなカフェにしても。
Barのジャンルによっては、狭小のBarとかでも面白いですし、そんな立地なら、ビルの地下とかならお客さん受けするかもしれません。
ターゲットのお客さんがBarに行く理由を考えてみてください。
人は何故・・・・Barに足を運ぶのか。。。。。
同じお酒なら、ネットや酒屋でも買えてしまう時代なのに、何故それよりも高い金額を出してまでBarへいくのでしょう。。。。。
理由は単純ですが
・ 気持ちよいサービスを受けながら大好きなお酒を飲みたいから。
・ 知らない人と友達になれるから。
・ バーテンダーさんとお話がしたいから。
・ Barでお酒をたしなむ事によってオトナな気分になれるから。
・ カクテルは自分では作れないから。
では、もっと掘り下げた理由として、こんなのどうでしょう。
・ 自分だけの秘密基地。
・ 人に「自分だけのお店」を自慢したい。
・ Barでお酒のみたいけど、誰とも話したくない。
・ 葉巻すいながら、誰にも遠慮なくお酒飲みたい。
・ 初めてのBar
・ 特別なBarを探している。
・ 思い出のBar。
場所選びに付け加えてほしい事
あなたのBarは、あなたのBarに来てくれるこういったお客さんに、何を提供することができるでしょうか?
・楽しさ
・沈黙
・会話
・雰囲気
・おいしいカクテル
・思い出
・出合い
① 物件を選ぶ時には、この場所であなたのやりたい事が出来るか?
② 縁あってBarへ来てくれたお客さんに、あなたが持っているものを提供できる場所なのかどうか?
③ 永くつづけられそうな場所か考えてみる?
④ 物件を所持しているオーナー(企業や大家さん)は大丈夫な人なのか?
※この人達が破産でもしたら、預けた保証金などは戻ってこない可能性は大ですよ。
こういった事も付け加えて、物件選び頑張ってみてください。
今日はココまでになります。
長い文章読んで頂いてありがとうございました。
追伸
最後に。。。。
あなたや、あなたのBarにとってホントに良い物件にたどり着く事を心から願っています。
それが、あなたのBarに来てくれるお客さん達の満足につながり、結果あなたの満足になると思うからです。