居酒屋開業を予定されているお客様からのご相談です。
そこで居酒屋をやろうと思います。
内装工事にどれだけの費用(予算)が掛かるか教えて頂きたいので一度物件を見てください。
お電話の相手の方はとても丁寧に礼儀正しくお話してくれてすごく好印象でした。
後日、実際に現場へ出向いたのですが
お電話でお話させて頂いた時に、大体のご予算も教えて頂いておりましたので、実際に現場へ出向いた時は
現場の状態を見てその予算内で居酒屋の内装工事が可能なのか?不可能なのか?
の判断を先ず感覚や今までの実績と照らし合わせながら判断してみます。
今回の物件は
残念ながら、私の見立てではお客様が想定されていた予算より大幅に超えてしまいそうでしたから、正直にそれをお伝えしました。
理由としては
■ ビルが古いため、給排水は元からやり直し
■ せっかくスケルトンだが、内装工事を行う前の状態にするための雑工事に多くの費用と時間がかかってしまう。
■ 時期的に急いでないなら、もう少し同じ予算をかけても費用対効果がある物件を探したほうがメリットがあると思う。
■ 物件が広いので内装工事の費用もかかってくる
以上の観点から私の考えをお伝えしました所、納得していただいて、また違う物件を探してみることに落ち着きました。
内装工事の範囲とは?
どこまでが内装工事として依頼出来るのですか?
これ
良く聞かれます。
私の会社で飲食店の内装工事を任された時、お見積に入らない項目としては
■ 厨房機器代
■ 家具類
この2つは最初から見積り項目に入れ込まないようにしてます。
その理由とは?
今やエンドユーザー(個人)でもネットで格安で何でも購入出来る時代です。
ものによっては、ネットで購入した方が安い場合も結構あります。
エアコン機器でも、20万から30万は普通にしますので、かなり大きな買い物ですよね。
もちろん弊社でご用意させて頂くことは可能ですが、ネットと同じ価格ではご用意出来ない状況ですので、それなら、お客さんに購入して頂いた方がお互いにメリットがあると考えてます。
もちろん、正規のルートで購入してもらえてないので、エアコン設置工事の不備に対する保証はいたしますが、エアコン機器の不良に対しての保証は出来ませんので、その辺はご注意頂いております。
厨房機器に関しましては、内装工事
特に厨房関係ですから、厨房設備との兼ね合いは切っても切れない関係の為
その辺をしっかりとお客さんにはお伝えし
「出来れば中古でも新品でも構いませんが、一つの会社で全ての商品を揃えてください。」
とご説明いたします。
一つの会社って言うのは
厨房機器設備を専門に取り扱っている会社の事ですね。
例えば有名所で言えば
こういった会社に依頼すると、担当の営業の方が対応してくれるんですね。
そうすると、お客さんのいろんなご要望にあった商品やレイアウトを考えてくれます。
私達内装工事の人間は、この厨房設備会社の担当の方とコンタクトを取りながら、工事を進めて行くので、とても、快適に工事が出来ます。
そのメリットは何も私達だけでは無く、お客さんにとってもメリットは有ると思います。
ネットで購入した場合のデメリット
※基本車上渡しの条件なので、どんなに重いものもトラックから現場まで自力で運ばないと行けない。
※たまに手伝ってくれる優しいドライバーさんもいます。 結構います。
■ 納期が確定しない
※これが曲者
■ 機器の仕様が最後までハッキリしない
■ 発注ミス → これ。。。結構あります。
※電源のタイプなので間違え。 100Vを200Vに間違えるとか。。。。
中古を発注したばあい、ネットにもあまり情報が乗ってない為かもしれません。
■ 詐欺サイト → 私、、、、実際に引っかかった事あります。
などですね。
本当に厨房機器設備に詳しくて私たちに指示が出来るくらいなら良いのですが、もしそうではないのでありましたら
専門の厨房機器設備会社の方に相談することが無事に工事を進めて行くための上手な手段だと思います。
新品は高くて中古は安い
そういった固定概念は一旦横に置いて、先ずは専門の方に相談することです。
とは言っても、うちでも一括で工事は請け負えますので、依頼の際に「厨房機器も一式で見積りお願いいたします」と言って頂ければ、見積ります。
スケルトン物件か居抜き物件どっちがお得か?
このブログで何度も書いてきた内容ですが
どちらにもメリット・デメリットはあります。
初期費用の問題や、レイアウトの問題などありますから、どっちが良いのか?は、もうこれは、その物件次第って事になります。
ご自身で判断が付かない場合は、一度ご相談ください。
物件の下見は必須です
ココでもう一つ大事な事をお伝えいたしますね。
めぼしい物件が見つかった場合、先ずはご自身で物件の確認をお願いします。
そして
「あっ この物件理想的だな」とか「ここ良いな」って思ったら
その先へ進んで行くために、内装工事会社へご相談ください。
そうしないと
誰もまだ見てない状態で
実際に現場へ言ってみると、明らかに工事不可能な物件で5分もそこに居なかった
って事になると、お互い時間の損になりますからね。
お気をつけくださいませ。