飲食店の内装工事において、厨房工事が必須で絡んできますが、シンクを設置するときグリストラップが必要なのかを問われることがありますので、今日はその疑問に関して考えてみるとします。
飲食店の保健所検査のルールが地域ごとに統一されてない?
これは実体験です。
飲食店の保健所検査の基準って全国統一されているという認識で有りましたが、実際に内装工事に携わっていると、福岡内装センター株式会社が活動する福岡県内においても飲食店を開業する地域によって、また相談する窓口の担当者の見解によって、微妙にルールが統一されてない様に感じます。
福岡市内では良いが、飯塚では駄目って言うこともあるんですよね。
なぜルールが統一されないのか?
保健所で働いている人たちは、ある一定期間その業務に従事すると必ず他部署への移動が命じられるみたいです。
数年ごとに部署が異動になるせいで、その部署が担う仕事のスペシャリストが育ちにくいって環境がまず1つ厄介な問題だと思っています。
移動のタイミングのよっては、微妙な法改正の後だったりすると、新しい担当者はその法改正のことは認識しておらず、前のルールに従って、または前任者に相談したところ前任者から教えてもらった古いルールを鵜呑みのして相談に来た人へ古いルールを伝えてしまうことが多々あります・・・・。
福岡市ではグリストラップの設置義務はどうなっているのか
福岡市で飲食店を開業するなら当然福岡市道路下水道局や保健所が求めるルールに従うべきです。
その福岡市の福岡市道路下水道局や保健所が定めるルールとして以下のようなことがあります。
福岡市下水道条例施行規則第3条2
つまり・・・・・?
まあ
難しいですが・・・・
今のところ明確に取り付けろ!って強制的にやっているわけでは無いみたいですが・・・積極的に設置を呼びかけているっていう見解でしょうか・・・。
飲食店には、グリストラップの設置義務が明確にあるわけではありませんし、上記で書いたような文章を見ても明確に義務化しているものはなくグレーゾーンって感じなんですよね。
ただし
飲食店の排水基準については「下水道法」や「水質汚濁防止法」といった法律で定めてありますから、設置を明確に義務付けているわけではないのですが、法律を通じて設置を呼び掛けているって言うのが現状ですので、福岡市水道局や保健所から求められている排水基準を満たすためには、現実的には義務のような扱いだと思ってグリストラップは設置しておいた方が良い理由になります。
グリストラップ設置して置いた方が良い理由その2
法律とは別の話ですが
もしあなたが出店するお店が建物の2階以上の物件なら、私はグリストラップの設置は絶対だと思います。
グリストラップは油と水を分けて排水管になるべくきれいな排水を流す目的の装置です。
もしグリストラップを設置せずに油まみれの排水を流してしまうとどうなるか?
永く継続的に油で汚れた汚水の油が排水管の中でだんだんと固まって硬化していきます。
人間で言う動脈硬化
そうなると排水管が詰まって、水が流れなくなり行き場を失った排水が出口を探すのです。水にはカタチが有りませんから、どんな隙間も通りますし、排水の圧力も加わって配管の接続の弱い場所を見つけてその場所に圧力がかかり続けたら、そこが出口を失った排水の出口になるのです。
つまりこれが
水漏れの仕組みです。
あなたの店の下には、別の人が借りている店舗があるので、あなたの排水した水が漏れたらどうなるか想像はつきますよね。
つまり
漏水事故です。
考えてみてください。
一体どれだけの責任を支払うのか・・・・・・恐ろしくないですか?
グリストラップ設置する為にケチった10万20万の為に賠償は数百万〜場合により4桁まで行くかもしれません。
大家さんにも迷惑かかりますから、特にあなたのお店が重飲食店に該当するのであれば、グリストラップの設置は義務と思ったほうが良いですね。
もし
あなたが内装工事を依頼しようと相談している内装会社の担当者が、グリストラップ必要ないかもですね
なんて言っていたらあなたの将来のことなど考えてくれない人だと言うことです。
まとめ
今日のまとめです。
特に油を多く使う飲食店なら、グリストラップは必須で設置するようにしましょう!!
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