前回の記事からご覧ください
今日の記事は前回書いた記事からの続きとなります。
まだ前回の記事を読まれていない方は是非そちらをご覧になってから、こっちに戻ってきてください。
前回のブログ記事はコチラ → 大野城市にて居酒屋のカウンター造作事例
今回カウンターに使用した無垢材
今回、お客さんとの打ち合わせで決定したカウンター材は栃(とち)と言う無垢材です。
栃って言う材料は僕は初めて使いました。
初めて使うので、居酒屋のカウンターにどういう風にマッチするのか少し不安でしたが、いつもお取引して頂いている材木店の社長さんも太鼓判を押してくれていたので、そこは社長を信頼して今回導入いたしました。
栃と言う材料の特徴
材は緻密で加工がしやすく割れにくい特性があり、乳白色で、製材すると表面が滑らかで不規則な繊維の配列が絹のような光沢を作り、綺麗な杢目が出ることが多く、いわゆる「栃杢」(とちもく)をつくる[3]。真っ直ぐ伸びる木ではないので変化に富んだ木材となりやすい。比較的乾燥しにくい木材ではあるが、乾燥が進むと割れやすいのが欠点である。
盆や鉢類を作るのに利用され、トチノキ材の蕎麦打ちのこね鉢は、最高級品と謳われている[3]。巨木になり、大材が得られるのでかつては臼や木鉢の材料にされたが、昭和中期以降は一枚板のテーブルに使用されることが多い。乱伐が原因で産出量が減り、21世紀頃にはウォールナットなどと同じ銘木級の高価な木材となっている。
必要な大きさでカットしました
オーナーさんとの打ち合わせで、かなり気を使ったのが天板のサイズ感です。
カウンターに座った時に、椅子の後ろの席の人が邪魔にならないか?トイレに行くお客さんの邪魔にならないか?
それでいて、カウンターに座ったお客さんが快適でいられるか?
それでいて、自分の作業スペースは十分に確保できるのか?
パソコンで図面キャドを操り、限られた寸法の中で数センチ単位で何度もベストな寸法を探し当て
その寸法に従って工場に届いたトチノキの板をカットします。
このカットですが、オーナーさんにわざわざ工場まで出向いて頂いて実際の板を確認してもらいどこの部分をカットするのかを指示してもらったのです。
それがこのテープを貼った写真ってわけです。
その御蔭で、バッチグーな感じで無事にカウンターが収まりました!
無垢材が工場に到着したときは、まだまだ荒い状態のママで配送されますから、その無垢材をなめらかに研磨する作業から始めます。
カットと研磨が終わったら仕上げの塗装
お客さんが指定した寸法でカットしたら、表面がツルツルになるまで研磨します。
その研磨が終わったら次は仕上げの塗装作業です。
やはり
現場で塗装するよりも工場の環境で吹付け塗装したほうがキレイに仕上がりますので、今回は研磨も塗装も工場にて行いました。
クリア塗装は艶なしクリア仕上げ。
艶なしの方がより無垢材の雰囲気が出て、居酒屋!って感じが出てとても良い感じです。
取り付け作業の様子
腰壁のケイカル板を一度外してから、腰壁の下からビスを打ち込んで天板を固定する方法です。
ビスがしっかりと打ち込めるように、二人がかりで一人が上から体重を乗せて一人が下からビスを打ち込みます。
無垢材は表裏とも塗装していますから、後から板が反り上がることも対策済みです。
良く表面だけを塗装する人もいますが、片面しか塗装していないと塗装した方から板が引っ張られてしまい板がイカみたいに反り上がってしまいますから、無垢材の塗装は必ず表裏両面塗装するようにしてもらいましょう!
おまけのまな板をプレゼント
今回発注した無垢材は元々4m近くあって、必要な分は3.4mだったんですよね。
長さをカットして余った板をこれまた加工してお客さんにお店で使ってもらうように「まな板」としてプレゼントしました
立派なまな板です^^
まとめ
今回ご紹介した居酒屋店のカウンター造作工事の事例はいかがでしたか?
ひとえにカウンターと言っても、いろんなノウハウが詰まっているのです。
高さや奥行きなど簡単に考えて適当に計画すると大変な事になりますから、そこは飲食店の内装工事に慣れた内装会社に依頼することを強くおすすめします。
居酒屋店のカウンターに無垢材を使用することで、職人さんが一生懸命作ったお料理がより一層映えること間違いないです!!!
少し値は張りますが
ここは一念発起、行っちゃいましょう!!!
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