福岡県福津市にうなぎの成瀬福岡福津店が2024年4月27日の11時にオープン致します。
今日は、2024/04/13
ただいま開店準備中途の事で、内装についてのお問い合わせをいただきました。
居抜き店舗のメリットを得られる物件
飲食店内装センターとして、うなぎ店の内装のご依頼をいただくのは初めてです。
うなぎ店をオープンするテナントは、お寿司屋さんの跡地ですから、和の雰囲気はそのまま利用出来るし、カウンターも立派なカウンターがありますので、これぞ居抜き物件で開業するメリットがあるパターンだなと思います。
居抜き物件ってとても難しくて、せっかく安くない居抜き費用を支払っているのに、使えるものがほぼ無いから、壊して作ってで結局お金が掛かることが多いんですよね。
今回のうなぎの成瀬福岡福津店さんが入居した居抜き店舗は抜群だと思います。
カウンターのお客さんから手元が見えないように
まず、厨房担当の方からの要望は、カウンターに座ったお客様から、自分がお料理を盛り付けている状態の手元が見えないように(見えにくい様に)してほしいけど何かアイディアが無いでしょうか?とのご相談です。
立派な一枚板のカウンターには、お寿司屋さんらし、低めのひな壇があります。
高からず低からず
ってイメージですが
壁を作るってとても簡単でして、タダ作るだけでしたら良いのですが・・・・
やはり、これだけの雰囲気があって、うなぎをカウンターで食べるのですから、タダの仕切り壁じゃもったいないなって思っちゃったんですよね。
なので、どうしたら雰囲気も良くなって、ご要望の手元が見えないを実現出来るのか?
って考えている時に、思い出したんです。
唐人町商店街の中にある、名物天丼が有名でランチには大行列の出来るお店があるんですよね。
私、そこに並んで食べたんです。
天丼では無くてこの日は海鮮丼。
半端じゃなくコスパ最高ですよ!!
おすすめのお店です。
この時カウンターに座ったのですが、その時眼の前で女性の職人さんが魚を捌いていて、それを丼にしてくれていたんですよね。
ああ
捌きたてを丼にしてくれるのか。
すごいな〜。これは人気が出るよね。
って思ってみていましたが
でも、実際は動きを見ていただけで手元は見えてなかったんです。
っていうのは
カウンターの前に半透明のアクリル板でおそらく手作りだと思うのですが、目隠しをしていたんですよね。
そのアクリルはモザイクみたいになっているので、全く見えないでは無くて、ぼんやり見える。
向こうでなにかしらやっている様子ははっきりと分かるが、細かい部分は見えない。
いつかやってみたかったことが実現
その時のカウンターで思っていたことは。いつかこれどこかでやってみたいな
って
そう
お客さんの悩みを聞いている時に、これを思い出したんです!!
これや!!
ってことでお話をしたら、とても共感して頂いて話がトントン拍子に進み、あとは素材の問題です。
ガラスにするのかアクリル板にするのかどっちかですね。
高級感が出るのは当然ガラス。
しかし、割れる危険性が無いのはアクリル。
僕はガラス派だったので、解決策としてガラスの板にフォグラスシート(モザイクシート)を張って割れたときでも飛散しないように対応出来る事をご提案いたしました。
普段の生活でも、歩いていてもプライベートの時間でも周りの景色やお店の内装や外装が目に入ってきます。
その時間を自分のものにする癖があるというか、せっかく目に入っているのだから、この仕上げ方はどういうことでこうなったのか?
この職人さんは、こういった気持ちでやったんだろうな
とか考えるんですよね。
今回、私が温めて居たことがお客さんにも刺さって、うなぎの成瀬福岡福津店のオープンに携わらせて頂いてとても嬉しく思います。