今日は掘りごたつの深さってどれくらいあれば最適なのか?この事について解説していきます。
掘りごたつの深さについて
お座敷から掘りごたつへのリフォーム依頼は
居酒屋さんからがやはり多いイメージですね。
一般家庭はほぼ有りませんが
やはり飲食店
その中でも居酒屋さんは圧倒的な数のご依頼があります。
その時に悩むのが
どれだけの段差があればいいのか?ですが
これは
私達内装工事のプロからしたら簡単なことです。
結論から言いますと
掘りごたつの彫り込みの深さは
座面から350〜400ミリ程度でOKです
まあ
もう少し深くしても5センチ程度が限界だと思います。
あまり深すぎると
足が地面につかず宙ぶらりんになってしまい
逆に浅すぎると
膝が突っ張ってしまいますよね。
テーブルに足があたってじゃまになる・・・・・・
知らない人は
掘りごたつの深さについて難しく考えてしまうのですが
要は
椅子に座っている状態と同じ状況を作っているだけ
なんですよね。
ああそっか・・・・・
って声が聞こえましたが(笑)
普段私達が座っている椅子の座面高さって
40センチ程度なものなんですよ。
だから
掘りごたつの深さも
それくらいの寸法で掘ってあげるとちょうどいいのです。
さっき書きましたが
35センチでは少し足りない気もする方もいると思いますが
これは実際
私が現場で行って検証していますから
大丈夫です。
このときは
現場状況により
これ以上掘ることができない状態でしたので
仕方なくこの高さに設定したのですが
完成してみると
意外にも快適で驚き勉強になりました。
画像は皆さんが想像している掘りごたつでは有りませんが
これも同じことなんです。
厨房との高さの兼ね合いで
こうやって仕上げてほしいとの要望で作りました。
あと一つ忘れては行けない事
座面から足元までの深さがわかったと思いますが
もう一つ大事なことがあります。
それは
テーブルの高さなんです。
これ意外と皆さん意識していなくって
人間工学って言うんでしょうか?
人が快適に使用できる寸法って
ある程度決まってて
飲食店の場合
座面からテーブルトップの高さを
250ミリ〜300ミリ以内に収めることが重要です。
テーブルが高すぎても低すぎても
食事が困難ですよね。
ちょうどよい高さって言うのがあって
私はお客さんにこのことを常に説明して
280ミリで設定します。
barでも定食屋さんでも
大体280mミリで収めることが多いです。
もし、居酒屋さんで
座布団を使用するってなると
その厚みも教えてもらい
もし座布団の厚みが30ミリあるのでしたら
その厚みも研鑽して造作するのです。
おわかりになりましたでしょうか?
普段なにげなく使用している
テーブルと椅子の関係性もちゃんと計算されているってことなんですよね。
私達内装業者は
このような事を行っております。
福岡で飲食店開業の内装工事や飲食店のリフォームも
承っておりますので
福岡飲食店内装センターの公式ホームページをご覧になり
ご相談ください。